エネルギーと環境
使用するエネルギーの低炭素化へ
日本全国幅広く利用されているLPガスは、環境にやさしく、可搬性に優れ、災害にも強く、燃料油と比較してCO2排出係数が低いクリーンなガス体エネルギーです。
生産から燃焼まで(LCA:ライフサイクルアセスメント)を総合的にみると、LNGや都市ガスと同等であり、石油・石炭より優れています。
地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題に貢献するLPガスは、現在、世界規模で低炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みがなされており、省エネルギーの推進を始め、化石エネルギーの高度有効利用や非化石エネルギーの導入拡大等の様々な施策が展開されています。
クリーンエネルギーの効率的な利用
温室効果ガスを削減するには、クリーンなエネルギーを効率的に利用することが必要です。
LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともにCO2排出量が少なく、燃焼時の排出ガスも極めてクリーンなエネルギーです。
LPガスの需要増及び高効率機器の普及促進によって、国全体のCO2排出量の削減に貢献することができます。
例えば、高効率給湯器「エコジョーズ」や家庭用燃料電池「エネファーム」の普及、産業用部門における重油等からの燃料転換が進むことにより、最大で約1,030万トンのCO2削減が可能です。
復旧も早く、避難場所での生活を支えるLPガス
「地震列島」と呼ばれる日本では、災害発生時においても安定期的に使用可能なエネルギー源を確保することが重要な課題となっています。
LPガスは、各需要家ごとに個別に供給可能な「分散型エネルギー」なので、災害発生時にガスの供給が遮断された場合も、個別に調査・点検を行うことで 都市ガスや系統電力に比べて相対的に早く復旧させることができます。
東日本大震災の際も、約3週間程度で大方の復旧が完了し、都市ガス及び電力よりも早い時期に全面復旧を果たしています。
地震災害等により家屋が倒壊した場合、被災者は避難所や仮設住宅での生活を強いられることになります。
そんな時でもLPガスは、給湯、煮炊きに加え、暖房、発電など行うためのエネルギー源として、当該施設に迅速に設置し、被災者の生活を支援することができます。
※日本LPガス協会より引用
当社は、東松島市より災害発生時にLPガスの供給要請を受け、避難所などで災害者に優先的に供給し市民生活の安定を図る「災害時のガス協定」を結び、供給協力を締結しています。
地域の皆様のより豊かな暮らしを守るベストパートナーとしてこれからもLPガスの安定供給に努めてまいります。